谷間でキャンプ

自分のための思考整理

家を出たい表明を父にする

家を出たいことを父にメールしたぞー!!


私にはとても大きなヤマだった。
数え方次第では5~10年がかりだった。

両親の反応を考えると胃がガチガチになって心臓が絞り上がって脳がフリーズする。
普通に考えたら説明がつかないほど自分が怖がっているので、何が怖いか1つずつ考えた。

私が心配したこと

  • 母と兄の面倒を見ないことを人格の問題として責められる
  • 反対される
  • 出ていくなら不幸になれと願われる
  • 保証人になってくれない→保証会社ある
  • 母のQOL→サポートチームにある程度頼める
  • 私がいなくなることと父密度が上がることに母が絶望する
  • 母が父ストレスで妄想再発からの失踪自傷他害破壊借金の心配
  • 両親の好きなように歪曲して周囲に説明される
  • 兄の生活が更に乱れる
  • 自分の生活費
  • 自分の心身状態
  • 母の介護費
  • 家族の反応から私が家族に失望すること

実際は分からないけど、すべて怖がるだけの理由が過去にあることだ。
その中で育ってきたので刷り込みもひどい。

たかが家を出るだけで、おまえの意思一つだろう、と言ってくれる人がいるのはありがたい面もある。

でも現実的に親が自死したり、妄想の恐怖から他人様を害したり、膨らみきった借金とともに助けを求めてきたりするのではないかと、夢に見るほど怯えながら暮らしてきた精神構造に想像が及んでいるのだろうかと思ってしまう。

私のメンタルというより母のサポート体制に関して相談に乗ってくださる役所の方達がいる(それはもう不可欠でありがたいのだけど)。
プロが何人も見守っている、兆候があればまた入院治療する、介護保険が出る、と一つずつ説明して下さった。
それを頼りに感情は切り離して最低限言うべきことを箇条書きにしてから理屈で作文し、どうにか短いメールを出した。

  • この環境では心身がもたないので家を出る
  • 母への配慮と対応は一緒に考える
  • 母への伝え方、母の精神状態は難しいからひとまず黙っておいてくれ
  • ご理解頂けると幸いです

といった内容。
打ってる時点では無心だった。感情があると何も書けない。

珍しく半日置いての返信は、

  • 実家に居るのが無理なら仕方ない
  • 他に方法はないものか(あったら教えてほしいわ)
  • 助けたいから近くに居てほしい(離れたいから家を出るのや)
  • 父がこちらに住んで私が故祖父母の家に住むのはどうか(職場離れるのでムリ)

と返信が来た。

すごい、反対されてない。
人格否定されてないなんてどうしたことか。

気分で言うことが変わるし、気に食わないことはすべて相手に非があって正すべきとしてきた父だ。
「すぐにいい人ぶったりマシになった気がしたり悔い改めた風になったり油断させておいて、何度でも裏切られる。もう絶対信じない」と母が何十回と泣きながら言っていた父だ。

油断はするまい。でもびっくりした。一線引きつつありがたく深謝しよう。
あっさりひと山超えられたんじゃないか。

もうひと山、母の生活維持と「悲嘆されるのではないか」を超えなければ。
言ってすぐは反応薄くても、私がすべて背負うことはないと思っても、今後の母の希死念慮にはきっと責任を感じてしまう。まず間違いなく一端は負っている。

家を出る話の切り出し方は、悩み相談にもよくあって、「普通に言う」から「会話は成り立たないから夜逃げしろ」まで、親の毒の強さによって様々。
どういう内容をどう伝えるかを考えるとフリーズしていた私は「もっと具体的な体験談や文例を教えてくれ…!」と思っていた。

だから書き残しておこうかと思うと「当たり前すぎる最低限の内容だし個人差も大きいし…」とその価値があるのかと思ってしまうな。

まあライフログなのでメモメモ。
感情が混乱して乱高下して情報量が多いので、過去ののたうち回った感情を文章に残してあると、後々めちゃくちゃ助かっている。