谷間でキャンプ

自分のための思考整理

熱が出たら頭を冷やして休むことを許されたい

連日寝込んでいて母に言われたのは、不満げに「明日もそんななの?」一言だけ。
翌日に訪問美容師さんをお願いしてるから、心細いんだろう。

すごいな、例えば私が母に同じこと言ったら酷いっていうことなら絶対母にも分かるのにな。

父も兄もヘルパーさんもいる中で、私の体調によらず、「お前がフォローをしてくれなきゃ駄目だろう」というスタンスは変わらない。

母は余裕が無くなるほど、自分の心配しかしてないのが顕著になっていく。

「母さんにコンビニ弁当買って来てやるぞ。何がいい? うどん、そば、八宝菜、カニ玉…」

父は「揚げ物弁当はどうやら違う」という知識はついたらしい。
うどんもそばも白米も今は顎の調子が良くないとなかなか食べられないのだけど。

いや、そこは折角作れるようになったフレンチトーストじゃないんかい。
結局母に断られてたので私が少し作った。

母、多分最近定番の間食が
加糖紅茶ペットボトル1本+シュークリーム+チョコ1袋+チョコモナカジャンボ、を最低限としてその他色々。
毎日母がリクエストして父がホイホイ買ってくる。

薬の副作用で食欲が出るのだろうと医師が言った薬をやめてみたけど変わらなかったので元に戻したそう。
血糖値260出して「このままいくと糖尿病になります」と言われたそう。
そりゃそうだ。
私がずっとそう言っとんねん。

踏まえた上でみんな食え食え路線いくの?? まじで?? 老い先短いから? 今日死なれるよりいいから?
本当に私達は母を虐待してる訳ではないの?

母の希死念慮が強くなってきたので、父が「これくらいしか生きる楽しみがないって言うから」ていうのは分からなくはないのだけど。
糖尿病になったらそれすらできなくなって更にやばいことについてはどうお考えなの……

無糖カフェインレスのミルクティーコーヒーゼリー、プリンは作れる、砂糖が要ったらラカント、ローカーボは基本消化悪いのだった、ナッツは今や硬いしチョコは大量に食うもんじゃねえからせめてチーズ系、などを無理のない範囲で差し込んでって、あとまず三食の満足度を…

って考えてたら「三食で100%満足させるのは無理だよ(笑)」と父。知っとるわ。誰がそんなん目指しとんねん。
それをフレンチトースト以外の食事を作る努力を1%もしない理由にこじつけんな。

かつて母は糖尿病を恐れるあまりあらゆる炭水化物を拒否した。
米もパンも麺も根菜も。その頃胃と心臓が悪かったので、その条件下で病人食を作れと料理を娘に投げた。
それまで母に料理を作ることを阻害されていた、当時既に過労で倒れて、鬱ピークの私だ。

しょっちゅう白菜を担いで帰って(今なら宅配使った)煮て主食の一つとしていた。
消化が良くて栄養があって美味しくて血糖値が上がらない、がもう無茶だった(今ならサプリ使った)(豆腐は神)
泣きながら睡眠時間を削ってメニューを考えた。

通販の高くてかさばるふすまパンというのだけ食べられたから、冷凍庫は常にそれに占領されていた。
しょっちゅう熱を出していた私が頼っていたアイスノンも放り出され、保存食もろくに置けなかった。

ということが何年も続いたものだけど、あれ、母の気にしすぎだったんだろな……(燃え尽きた顔)

いや投薬の関係で糖尿病リスク上がると言われていたし実際今血糖値上がってるけど、当時「そこまでしなくても」と言われたし。だって白菜煮なきゃ母は恐れて何も食べずに痩せ細っていくのだもの。

私だけが今の母に仰天して、チームに「何をそんなに気にしてるのか」という顔をされ、全て忘れた母に「これくらい食べさせろ」と苛立ち疎まれている。

父にいかがなものかと言っていると母は父に私のことを「怖い」と言った。

報われないにも程がある。
父や兄はあんな時期の存在自体知りもしない。

結果的に母が糖尿になって私がいない生活を更に儚むかもしれないけれど、それでも私だけは私の最低限を守る。
嫌がられながら糖質制限レシピは置いていく。それが私の限界だ。