つれづれノートという日記
日記を書こうとしても芋づる式に要らんことが思い出されて収集つかなくなる。
なるほどこれがマインドワンダリング。
日記ってなんだっけ、こういう日記がいいな、と思い出すのは銀色夏生さんだ。
エッセイか、日記と呼んでいいのだと思う「つれづれノート」シリーズは37冊目に入っている。とんでもないな。
本を所持していることに耐えられずほぼ捨てそうになっている私が、数十年に渡り全巻読んできたのも相当で、自分でも意味が分からない。
〇月〇日ごはんがどうの子どもがどうの言いながら、時に鋭い視点で、「別にこうじゃなくていいんじゃないの」を言葉にしてくれたり、「こうありたい」を体現してくれたり、あと自分なら我慢するちょっといいものを食べたり旅行したり。
多分その、ちょっといい日々のリズム、テンション、思考を追うことで、自分も整えられるような気がしている。読んでいる時間に心がデフラグされる。
さてそのノリで私が鋭くもないものを書くと本当にただの日記なのだけど。
マイペースで嘘がなくて、1日の記述は結構短くて、なんでもなくて、でも考えることがあったら深く潜って、それを振り返って見ると結構大事なものになるのでは、という感じ、見習いたい。
1991年1巻発行だって……そりゃでっかいお子さん生まれる前から知ってるわ……!